■慢性腰痛
①長時間立っていたり、歩いたりしたとき痛い腰痛
腰かけている時や、横になっている時など普段は痛くないですが、長時間立っていたり、歩いたりした時に痛みます。立ち仕事の方に多いです。
立っていることにより、腰の筋肉の緊張状態が続き、腰の関節の部分の血管や
神経が圧迫されて痛みが出てきます。
腰を後ろに反ると痛みが強くなります。腰をかがめて前かがみの姿勢をとると、圧迫している部分が広がり楽になります。
②起き上がり、歩き始めに痛む腰痛
朝起き上がる時、座った状態から立ち上がる時などに起こる腰痛は、長い時間同じ姿勢でいたことにより、関節や筋肉が固まって、腰回りの血行が悪くなって起こります。デスクワークの方に多いです。
①の例とは逆に、歩き始めは痛いですが、歩き出すと血行が良くなり、痛みは引いてきます。


腸腰筋が重要!

慢性腰痛では、腸腰筋が緊張して硬くなっていることが非常に多いです。
腸腰筋とは、腰骨から足にかけて付いてる、「大腰筋」と「腸骨筋」を総称して呼びす。
図を見て頂けると解ると思いますが、特に大腰筋が緊張して、どちらかが縮んでしまうと腰に悪影響を与えてしまうことが、一目瞭然ですね。
腸腰筋は直接には触れることの出来ない筋肉ですので、普通の指圧・マッサージでは緩めることが出来ません。当院で取り入れている「操体法」には腸腰筋を緩める操法がありますので、効果的に施術することが出来ます。
※当院の慢性腰痛の治療
痛めている筋肉、関節を特定し、そこにアプローチしていきます。肩こり同様、何筋を痛めているか見極めることが大切です。
硬くなっている筋肉を緩め、整体(操体法)で関節の動きを良くし、鍼、温灸等で温めて血行を良くしていきます。
■急性腰痛について
ぎっくり腰の起こる原因
ぎっくり腰の発症のきっかけは、重いものを持ち上げたとき、急に起き上がろうとしたとき、朝顔を洗っているとき、くしゃみをしたとき、などなどきっかけはいろいろあります。
しかし、ぎっくり腰にかかってしまう方は、たいてい体の疲れが溜まっていたり、身体が冷えています。急に起こってしまうことですが、普段から体の疲れをとったり、冷やさないようにケアしていくことも大切です。
急性腰痛(ぎっくり腰)は大まかに、筋・筋膜性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛などがあります。しかし、ぎっくり腰を起してすぐでは、症状にほとんど違いがありません。それを見極めるのが大切です。
